動物実験していないメーカーとは具体的にどのようなメーカーなのでしょうか?
今回は私が考える「化粧品における動物実験していないメーカー」の判断基準について紹介していこうと思います。

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動物実験フリー(クルエルティフリー)の判断基準
動物実験を完全にしていないクルエルティフリー商品であるためには、商品の企画段階から発売に至る過程において動物実験が一切行われていないというのが理想です。
日本国内での動物実験を行っていない
これは商品を企画し発売するまでに日本国内で動物実験を行わないということです。

海外に製品を輸出する際に動物実験を行っていない
国内で動物実験を行っていなくても、海外へ商品を輸出しているメーカーは注意が必要です。なぜなら例えば中国のように輸出する際に動物実験が義務付けられている国があるからです。
「動物実験はしていない」と言ってるメーカーの中には、確かに日本国内での動物実験は行っていないが、海外で商品を販売する際に動物実験を義務付けられて行っているところもたくさんあります。

第三者機関に外部委託をして動物実験を行っていない
これは自社ではない第三者機関に外部委託して動物実験を行わないということです。

原料に動物実験を行っていない
メーカーによっては原料に対しても動物実験をしていることも。問い合わせに対して「原料に動物実験しています」と答えたメーカーは動物実験しているメーカーだと判断します。
しかし、多くのメーカーが「原料について全てを把握できません」というメーカーもありますが、国内外で動物実験をしていないというのであれば動物実験をしていないメーカーであると判断しています。

説明責任が生じた場合や一部の国において行政から求められた場合は?
動物実験をしていないメーカーのホームページをみると
万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合
と書かれていることがあります。これについて解説していきます。
社会に対して安全性の説明責任が生じた場合
社会に対して安全性の説明責任が生じた場合というのは、商品を市販した後に事故や健康被害などが起こった場合、行政命令で動物実験のデータ提出を求められるということです。
これは「動物実験をしたくない!」と考えている企業であっても避けられないことであると考えます。そのため動物実験を国内外でしていないのであれば「社会に対して安全性の説明責任が生じた場合」と記載されていても、動物実験をしていないメーカーだと判断します。

一部の国において行政から求められた場合
一部の国において行政から求められた場合というのは、日本以外の国に製品を輸出する際にその国の行政から動物実験データの提出を求められた場合のことだと推測できます。
これはメーカーの企業の努力によって廃止することができるものだと考えており、動物実験をしているメーカーだと判断します。

詳細はメーカーに問い合わせてみよう!
メーカーが動物実験を行っているかどうか、その詳細についてはメーカーに直接問い合わせてみましょう!
ネットで検索すると「動物実験してないメーカー」の中に、実際には海外で動物実験しているメーカーも含まれていることが多いです。また、時間が経って海外進出をするメーカーもあるので、自分で直接問い合わせるのが一番正確です!