日本国内で動物実験していないメーカーを発見!しかし安心して購入するのはまだ早いですよ。
なぜなら日本の化粧品メーカーの中には、商品を中国に輸出・販売し、中国で動物実験されていることがあるからです!
どうして中国で動物実験されると分かっていながら、中国で商品を販売する必要があるのでしょうか?

本記事を読むと、以下のような知識を得られます!
本記事で得られる知識
- 日本メーカーが中国で動物実験しているか
- 日本メーカーが動物実験を容認してまで商品を輸出・販売する理由
- 中国での動物実験を廃止するために私たちができること
Contents
資生堂やキャンメイクなどの日本メーカーは中国で動物実験してる?
ずばり資生堂やキャンメイクなど、日本の人気・有名化粧品メーカーの多くが、動物実験される可能性のある中国に商品を輸出・販売しています!
各メーカーのホームページを確認すると「動物実験を行っていません」と書かれている下のほうに小さく「万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。」と書かれています!
この「一部の国において行政から求められた場合」というのが、商品を輸出している国から動物実験を求められた際には、動物実験を容認するということなんですね。
日本メーカーが動物実験を容認してまで中国で販売する理由は?

なぜ中国に商品を輸出・販売することが『自社の利益』になるかというと、中国の市場がとても大きいからです。
中国で商品を販売すると、単純に売り上げが上がるということですね。
商売だから仕方ない…と言われたらそこまでですが、動物の苦しみを、動物の苦しみよりも会社の利益を優先した結果と言えるのではないでしょうか。
とはいえ日本大手メーカーも続々と日本国内での動物実験は廃止!

以下の大手日本メーカーは、日本での動物実験を廃止しました。
- 資生堂
- コーセー
- 花王
- マンダム
- カネボウ
- ポーラ・オルビス
大手メーカーが日本国内での動物実験を廃止したことは「動物実験のない世界」への大きな前進だとも考えています。
しかし上記大手メーカーの公式サイトを見ると、いずれも『万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます』の但し書きがあります。

当サイトでは、日本国内では動物実験していないものの、中国を含め、輸入商品に対して動物実験を行う可能性がある国で商品を販売しているメーカーを「動物実験しているメーカー」だと判断します。
動物実験してないメーカーの判断基準は、以下の記事を参考にしてください。
個人的にショックだったのはキャンメイクの中国進出
井田ラボラトリーズといえば、女性から大人気のプチプラコスメブランド「CANMAKE(キャンメイク)」や「CEZANNE(セザンヌ)」などを販売しているメーカーです。
井田ラボラトリーズは低価格でありながら質の高いコスメを多数販売していて、動物実験をしていないメーカーでした。
しかし先日、動物実験について問い合わせをしたところ以下のような返信が来たのです。
日本国内での動物実験は行っていないが、国際化の波を無視することができず、市販前の動物実験が義務付けられている中国にてキャンメイクシリーズの一部商品の中国国内での販売を開始している。

中国での動物実験を無くすために私たちができること
結論を言うと、私たち日本の消費者が中国に対して「輸入商品に対する動物実験を止めてください!」と訴えたところで、あまり効果はないでしょう。
しかし中国で商品を販売している日本メーカーに訴えかけることはできます!
ここでは中国での動物実験をなくすために、私たちができることは何か考えていきましょう!
中国への輸出・販売を辞めて欲しいことを伝える
私は、中国で商品を販売している日本のメーカーに対して「中国への輸出を辞めてほしい、辞めるまでは製品を購入しない」という意見を送り伝えることを提案します!
なぜならメーカーにとって「商品を買いません」と言われることは、会社の売上に直結することだからです。
「私ひとりが意見しても意味ないよ」なんて思うかもしれませんが、そんなことはありません!
最初は小さな力でも、それが少しずつ大きな力になっていきますよ。

定期的にメーカーに問い合わせをするのが大事
先ほど紹介した井田ラボラトリーズのように、今までは中国に製品を輸出していなかったメーカーであっても、いつの間にか製品を中国へ輸出していたというケースも考えられます。
そのため現在国内・国外ともに動物実験していないメーカーであっても、定期的に問い合わせをすると安心です。

中国の輸入商品に対する動物実験の今後を要チェック!
私たち日本の消費者の力だけでは中国の動物実験を全て廃止することはできないかもしれませんが、だからといって無関心になってはいけません。
日本だけではなく世界の動物実験についての動きを把握し、今回の記事で紹介したような私たちにできることを実践していきましょう!
中国の輸入商品に対する動物実験の現状や今後については、以下の記事で詳しくまとめているので、ぜひご覧ください!
