動物実験廃止のために私たちができることは？メーカーへの問い合わせ方法も紹介

今も世界や日本のどこかで行われている残酷な動物実験。この瞬間にも多くの動物たちが苦しんでいます。

動物実験はただ「動物実験がなくなって欲しい！」と願うだけではなくなりません！

私たちが動いても何も変わらないと思う人もいるかもしれませんが、私たち消費者の声が企業を動かす大きな力となるのです。

今回は動物実験廃止のために私たちができることを紹介していきます。

動物実験廃止のために私たちができること

動物実験廃止のために私たちができることを紹介していきます。

動物実験をしているかメーカーに問い合わせる

動物実験をしているかどうかは、企業のホームページを見ただけでは分かりません。

国内で動物実験してないメーカーも、海外に製品を輸出する際に動物実験を義務付けられている可能性があります。

そのため化粧品や洗剤などの日用品を購入する際は、電話・メール・FAXなどで「動物実験をしていますか？」とメーカーに確認してみましょう。

私がいつも実際に問い合わせている文章は以下の通りです。

初めまして！私はいかなる場合も動物実験を行わない製品を購入したいと思っています。お忙しいところ申し訳ありませんが、動物実験について以下の5点を答えていただきたいと思い連絡させていただきました。

1. 御社または製造を委託している会社が販売する製品に日本国内で動物実験を行いますか？

2. グループ会社が動物実験を行っていませんか？（他機関への委託も含める）

3. 御社または原料を供給しているメーカーが御社の製品原料に動物実験を行いますか？

4. 第三者機関に動物実験を委託することはありますか？

5. 法律で動物実験が要求されている国や地域で製品を販売していますか？

6. 中国本土では輸入商品に動物実験が義務付けられていますが中国で製品を販売していますか？

以上、長くなりましたが返信よろしくお願い致します。

グーグル翻訳機にかけてみました

Nice to meet you! I would like to buy a product that does not carry out animal testing under any circumstances. We apologize for the inconvenience, but we would like to answer the following 5 points regarding animal experiments.

1. Do you carry out animal experiments in Japan on products sold by your company or a company that outsources manufacturing?
2. Are group companies conducting animal experiments? (Including consignment to other organizations)
3. Does your company or the manufacturer that supplies the raw materials carry out animal experiments on your product raw materials?
4. Do you outsource animal testing to a third party?
5. Do you sell your products in countries or regions where animal testing is required by law?
6. Animal testing is required for imported products in mainland China.Do you sell products in China? It’s been a long time, but thank you for your reply.

Thank you for your time to answer my questions. Best regard,

自分の名前　あれば会社名

国内のメーカーだけではなく気になった商品が外国のメーカーであっても、ぜひ上記の例文をコピーして問い合わせてみてください。

「万一社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や一部の国において行政から求められた場合を除きます」の判断について

メーカーホームページを見ていると「動物実験をしていません」と書いてある下のほうに小さく

「万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。」

と書いているメーカーはかなり多いです。

「社会に対して安全性の説明責任が生じた場合」というのは、製品を使用したことで健康被害が起きてしまったときに、その原因究明や治療薬の開発の為に動物実験を行う可能性があるということです。

一方「一部の国において行政から求められた場合」というのは、中国のような動物実験が義務付けられている国に製品を輸出する場合に動物実験を行う可能性があるということです。

当サイトでは動物実験する条件に「一部の国において行政から求められた場合」と記載しているメーカーについては「動物実験をしているメーカー」と判断します。

また動物実験が義務付けられている国や地域に製品を輸出していないが「社会に対して安全性の説明責任が生じた場合に動物実験の可能性がある」というメーカーについては

1. これまで責任説明のために動物実験をした事例がない
2. 開発段階で安全評価を行っているため説明責任が生じる可能性が低い
3. 動物実験廃止についての思いがある・取り組みをしている
4. 丁寧で誠意のある返信である

の4点を満たしたメーカーのみ「動物実験を現段階では限りなくしていないに近い」と判断します。

動物実験の廃止と不買の意思をメーカーに伝える

もしメーカーに問い合わせをして「動物実験をしている」「動物実験をする可能性がある」と分かった場合、そのメーカーの製品は一切購入しないようにしましょう。

また

• いかなる場合も動物実験をしないよう改善して欲しい
• 改善されるまで御社の製品は購入しない

という意思をしっかりとメーカーに伝えることが大切です。

動物実験について友達や家族に話す

動物実験の存在を知らない人・意識していない人はとても多いです。

動物実験の内容はとても残酷です。話を聞きたくない！という人もいるので、一度に多くの人に伝えるのは難しいでしょう。

そのためまずは家族や恋人、仲の良い友人に動物実験の現状を話してみてください！

5人中1人でも理解してくれたら大成功！その1人にも、身近な人に動物実験のことを話すようお願いしてください。

小さな積み重ねが大きな力となっていきます。

署名活動や寄付を行う

動物実験の廃止を訴えている団体はいくつかあります。その中でも私が信頼しているのが「JAVA（NPO法人 動物実験の廃止を求める会」です。

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JAVAは1986年に設立され、世界各国の動物保護団体と連携しながら現在も精力的に活動中。

化粧品メーカーはもちろんのこと、食品メーカーなどにも動物実験の廃止を訴えかけています。

JAVAでは署名活動や寄付を募っています。この署名活動に参加したり寄付してJAVAさんの活動を応援することも、動物実験廃止へ向けて私達ができることのひとつです。

ちなみに現在はすべての国の毛皮農場の禁止を求める署名が行われています。

目指せ動物実験のない世界！

動物実験を廃止し「動物実験のない世界」を実現するためには、私たち消費者の行動はとても大きな力となります。

最初から動物実験反対！と叫ぶ必要はありません。まずは「この商品どこのメーカーのものだろう？」と確認することから初めていいんです。

できることからでいいので、少しずつ動物実験について考えて行きましょう！