動物実験とは?
動物実験は名前の通り動物を使って実験することです。動物実験は医学や研究などの分野だけでなく、私たちが普段使っている化粧品や日用品に対して行われることもあります。
化粧品や日用品に対して動物実験する理由は、商品の毒性や安全性を確認するためです。つまり、私たち人間が安全に商品を使えるように、動物たちが犠牲になっているということです。
[st-kaiwa3]世界中で毎年10~20万頭もの動物が、化粧品に対する動物実験の犠牲になっています。[/st-kaiwa3]
動物実験の現状・内容について
動物実験は私たちが想像する以上に残酷なものです。
画像引用元: IAAPEA
こちらは頭を固定して動けなくされたウサギです。この状態で目に化学物質を入れられ、ウサギは長時間耐え続けなければなりません。
画像引用元: IAAPEA
コチラのウサギは皮膚が露出しています。薬品を体に塗りその反応を見ているのでしょう。
画像引用元: IAAPEA
このウサギは眼精刺激を調べるために、目に薬品を入れられています。
画像引用元:IAAPEA
こちら実験中もしくは実験後に死んでしまったモルモットです。実験が終わると「ゴミ」として捨てられます。
動物実験について詳しくは以下の記事でまとめています!
動物実験しても事故は起こる!
動物実験をして安全性を確認した商品であっても、事故が起きることはあります。動物実験の廃止を求める会JAVAさんのホームページでは、人間と動物の違いについて記載されています。
14の家庭用品について目の炎症の持続時間に関するウサギのデータをヒトのデータと比較したところ、18倍から250倍もの違いがあった。
(MRMC発行 「A Critical Look at Animal Experimentation」, 2006年より)
引用元:JAVA
[st-kaiwa5 r]人とウサギとでこれだけの違いがあるのであれば、ウサギを痛めつけて実験しても意味がないと思いませんか?[/st-kaiwa5]
代替法があるのに動物実験する理由は人間の利益や欲
動物実験には、植物のタンパク構造や細菌、ヒト皮膚の培養細胞などを利用した代替法があります。
また最近ではコンピュータテクノロジーを用いて化学物質の毒性を予測する「in silico(イン・シリコ)」の活用も幅広く行われています。
AIと動物実験に関して以下の記事を参考にしてください!
このように代替法があり、動物実験で安全性は100%保証されないにも関わらず、なぜ動物実験が行われるのでしょうか?
それは「動物実験」と「利益」が大きく関わっているからです。動物実験はすでに所有している実験動物を使うことで、簡単に研究結果を出し発表することができます。
動物実験の研究を発表すると、研究者は国から補助金を受けることができるなど、給料・地位・名誉などの利益を手に入れることができます。
また化粧品に関しては、日本では動物実験していないが、輸入化粧品に対して動物実験が義務付けられている中国に商品を輸出しているメーカーがかなり多いです。
なぜ動物実験が義務付けられていると知っていながらも商品を輸出するメーカーがあるのかというと、中国市場は非常に大きく中国で販売することで利益が増えるからです。
このように動物実験のほとんどが人間の欲や利益のために行われており、まだまだ社会全体に「動物実験が医学の進歩のために必要である」と信じる声が多いのも現実です。
中国と動物実験については以下にまとめています。
動物実験なしの日本を目指して私たちに出来ることは?
ここまでご覧いただき、私たちが普段使っている化粧品や日用品に対する動物実験の必要性に疑問を感じていただけたでしょうか?
動物実験に疑問を感じた人は、ぜひ自分でも動物実験について調べてみてください。
動物実験の現実を知って何か行動したいと思ったら、私たちにできる以下のことを実践してみましょう。
- 動物実験してないメーカーの商品を使う
- 気になる商品はメーカーに動物実験してるか確認する
- 動物実験してないメーカーを応援する
- 動物実験してるメーカーの商品は買わない
- 知り合いに動物実験の現状について話してみる
自分一人が行動しても変わらない!という人は多いです。私も最初は思っていました。
[st-kaiwa2]しかし私一人が行動してこのサイトを立ち上げたことで、多くの人から賛同の声をもらえるようになりました![/st-kaiwa2]
動物実験をなくすために私たちができることについては以下の記事で詳しくまとめているので、何か行動したいと思った人はぜひ一度ご覧ください!
動物実験してないメーカーについては以下の画像をクリックして確認してください♪